FC2ブログ

映画ポスターのボタン

2019100505565321d.jpg

(神奈川県立近代美術館所蔵のポスターを 市瀬 真以 氏が撮影の日経記事写真より)
20191005055716fd3.jpg

(籾山昌夫 氏の連載 「ポーランド・ポスター十選の(5)」
日本経済新聞2019年10月4日朝刊 40面文化の記事)

日本では1973年公開の映画の
これは、ポーランド版ポスター、

1951年モラヴィア原作の小説、
ベルトルッチ監督が脚本も書いた、
ポーランドでは1974年公開の映画、

なんと、邦題「 暗殺の森 」です。

1970年イタリア、フランス、西ドイツ合作。

私がこの映画を見たきっかけは、
おそらく、ドミニク・サンダが出演していた
からなので、

日本のポスターとの違いに、
驚愕しました。

記事は、クリックした画像で読めると
思いますが、

ファシズム体制下の青年が主人公です。

映画では、ドミニク・サンダが、
初冬の森を逃げまどうシーンが、
私(怖がり)にはとても恐ろしくて、

何年も経った後に、
円山公園の自然林を貫通する
自動車道を、
まだ雪がまだらな初冬に走る時に、

そのシーンが甦ってきて、
どうしても連想してしまい、怖かったし、
今でも怖い。

で、このポスターの顔は、ボタンですので、
ボタンの本来の役目は、

閉じること、または閉開、を
表していると思うのですが、

私にとってボタンは、
装飾の意味合いが大きい。

20191005064913da8.jpg


例えば、
右の大きなベージュ、モスグリーン等のボタンは、
1950年代1960年代に流行したハーフコート(トッパー)の
ボタンです。

2013年8月31日のブログ

に似たボタンの画像を掲載したように。

または、小さなボタンや、カラフルなボタンは、
母が私の幼少期に、
刺繍の茎や葉っぱと組み合わせて、お花にしたり、

黄色や橙色のも刺繍して太陽の中心にしたりして、
ブラウスを飾ってくれました。

私は黒いの、黄色いのは、ぬいぐるみの目とか、
手芸用にしてきました。

なので、どうでもよいようなボタンも材料として
昔は保管してきました。

このポスターではボタンは当時から見たファシズムを
表したのかもしれません。

けれど、今はファシズムもなかなか表だって顔を
見せないようです。

出典が思い出せないのですが、
ビニール質のファシズム、というくだりを、

ビニール質は、1974年位の新聞『読書人』にも鼎談で掲載された表現ですが、


いつかの作家の文章で見たことがあり、
もうそれから何十年も経ってしまっていますから、

じわじわと、気がつかないところに、
それは蔓延しているのかもしれません。

ボタンひとつで、あれこれ思い巡らし、
退屈しないのですが、
進みません。

この新聞記事のボタンは、
暗に私に、

ボタン整理を、急ぐようにと、
待ってる方々がいるよ!と、

作業が滞ってる私に、はっぱをかけてるのだと、
思うことにします。


スポンサーサイト



プロフィール

Author:リラの坂道
FC2ブログへようこそ!

ショップHP
最新記事
カレンダー
09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる