昭和初期の裁縫用の桐製「 針箱 」 ( 裁縫道具をいれる小引き出し)

昭和初期 ( 1940年代~1950年代 ) の裁縫用小家具で、
小引き出しが5個有る「針箱」です。
桐製ですが、黒柿のツキ板 ( 1ミリの厚さの化粧板 ) を
表面に接着してるので、虎模様です。
ふつう、鏡台とセットの花嫁道具です。
静岡市が主な産地です。


上の蓋を開けて、中の仕切りの箱を出すと、
奥に、もうひとつ引き出しがあります。
丸い穴の空いてる箇所を引くと…、

このように、隠し引出しの部分が出てきます。

右端に縦に黒く見えるのは、
細い縦の穴で、
ここに物差しを斜めにいれます。
小さくて浅い引き出しに、
色々詰め込んじゃうから、
糸も針もハサミも、なにもかも引っ掛かって、
引き出しがスムースに開かなくてイライラ、
無理やり引っ張って、ツマミが取れちゃうことも…。
それに、お座布団敷いて、正座して
お裁縫する生活スタイルに適している…。
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1930年代末から1940年代初めのヨーロッパの
高級な洋裁アトリエの室内です。
海外ドラマのシーンです。
右の小家具に、もう…眼が釘付け…。
足の長い木箱…。蓋にはミラーも。
中には仕切りがあって、
針、糸、メジャー等を入れるのです。

1940年前後のマドリード、
洋裁師が 高級なアトリエで、
ドレスの仮縫いのとき用いている、
とても素敵な針箱…です!!
こんなの、欲・し・い・なぁ…!
( マドリードのアンティークの家具はとても高価です…。)
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このドラマで、


デキャンタで角形のが、
このようにアップになったことがあるの…。
8月中旬の回だったかしら…。
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もうずいぶん前に…、2年は経つけど、
H さんから、
角形のデキャンタをお父様が欲しがってる…ので…、
というお問い合わせあって…、
それからずうううううっと、気にはしていたんだけど、
これ、良いですよね…?!
とうとう見つけたけれど…、
海外ドラマの中なのです…。
H さんのお父様が、角形のデキャンタがいい…って、
おっしゃった気持ち、わかります。
時代がかった洋画を見てると、
つい、インテリア細部や小道具に、
眼が行ってしまいます…。
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